今日もシンガポールまみれ

日本のあっち、シンガポールのこっち

そのクレジットカードの海外決済、損していますよ? ~手数料3%の罠と回避カード~

うにうに @ シンガポールウォッチャーです。
クレジットカードは、利用者にはコストがかからずに、加盟店から数%の手数料を得て、決済費用やポイント還元が行われていることは、知られています。「海外利用でポイント倍」のように更に大きな特典が海外決済では付くものがあります。では、海外決済のプロモーション原資は誰が出しているのでしょうか?加盟店ではありません。利用者です。

クレジットカード海外為替手数料という隠れコスト: 3%超も

クレジットカードの海外為替手数料を薄々は知っていましたが、1%をゆうに超えてひどいことになっているのに私が気がついたのは、1年半前です。
海外通販して、1ヶ月たっても商品が入荷せず、キャンセルしたところ、なーんも私はメリットがないのに、お金を7%失いました。んなアホな、というわけです。

ここに、「海外利用還元が高いシンガポールのクレジットカード」一覧があります。海外通貨での決済手数料が、2.75%~3.5%と、見事にボッタクリが並んでいます。自分が払った手数料で、特典を受けているのです。タコが自分の足を食ってる状況ですね。"hidden cost" (隠れコスト) の典型です。

日本は良心的ですが、それでも、三井住友カードでも2.2%も取ってきます。

楽天カードも、ビザ・マスターが1.63%、AMEXでは2%です。

海外為替手数料を抑えるカード

こういうことをやっていると、いくらバレにくいとはいっても、"意識が高い"人は気づいてきます。そうして、「海外為替手数料が不要」「手数料控えめ」をウリにするサービスが出てきました。

Wiseデビットカード

日本居住者にはこれしょう。格安海外送金で名高いTransferWiseのデビットカードです。
デビットカードなので、口座に入っている金額から即時引き落としがされます。後払いのクレジットカードではありません。
日本でもデビットカードを発行すると発表がでました。サイトでは発行国に日本がまだ含まれていませんが、日本でカードを受け取った人がネットで確認できます。

TransferWiseは、手数料に0.35%から1%をとると説明しています。クレジットカードよりかはずっと良心的ですが、シンガポールでは後述のyouTRIPが強すぎて、Wiseカードの出番はありません。

youTRIP

「海外為替手数料が不要」な恐ろしいカードがあります。シンガポール企業のyouTRIPです。クレカの海外為替手数料ボッタクリ天国にいるシンガポール在住者は、日本からのネット通販や、海外旅行には、これで自衛すべきです。

YouTrip

会費無料です。
「youTRIPはいったいどうやって収益を得ているのか」は当然不思議に思います。そこへの回答が用意されていて、「マスターカード経由で加盟店から少額のコミッションを得ている。消費者にはカードでの買い物や、YouTrip携帯アプリで大規模為替レートでの両替に、コミッションや利幅を課していない」とのことです。為替スプレッドでも利益を得ていなそうです。これだと、画期的なサービスだが、無茶苦茶利幅が薄そうなので、どんどん使って、銀行の悪の帝国を打ち砕くw良いサービスに長生きして欲しいです。

youTRIPはプリペイドカード

youTRIPへの入金は、PayNow(銀行振込)に加えて、クレジットカードでもできます。
ここで、注意事項があります。入金はtransfer(送金)ではなく、top up(課金)と表現されています。実はyouTRIPは、デビットカードではなく、プリペイドカードなのです。そのため、一度入金すると、シンガポールで現金で引き出すことはできません。必要以上に多く振り込んだ際には、返金ができないので、シンガポール国内の買い物などで使い切ることになります。海外であれば、お得なyouTRIPのレートで、ATMで現金引き出しができます。引き出し手数料にS$5必要ですが、それでも他社に比べて激安です。

Revolut

こちらは英国企業。無料口座では、1000ポンドまでの制限があります。また手数料無料は月曜から金曜までです。シンガポール在住者にはyouTRIPの方が使い勝手がよさそうです。私は口座を持っていません。

amaze Instarem

(2022年11月30日追記)
意識が高い人wの利用が増えているのが、amaze社のInstaremです。会費は無料。

  1. 手持ちのマスターカードと連携して課金されるので、事前トップアップ(チャージ)不要
  2. 連携させたマスターカードでポイントが入手できるものがある
  3. 為替手数料が極小
  4. 外貨決済で1%のポイントバック

説明します。
1. マスターカードと連携して、自動課金されます。大半のマスターカードが連携に対応していますが、一部できないものもあります。事前トップアップが不要なので、楽です。
2. 最終的な支払いは連携させたマスターカードからです。なので、マスターカードでのポイントが入るものがあります。入らないものもあります。
3. 当初は「為替手数料なし」と認知されていましたが、最近は0.5%~1%強の為替手数料をとっています。なので、為替手数料ゼロにこだわるのであれば、youTRIPがよいです。マスターカードのポイントが貯まる人であれば、Instaremでもよいでしょう。
4. 外貨決済で、ポイントが付きます。

(2023年11月4日追記) 外貨決済手数料が悪化しています。前回の訪日では市場との差が2%を超えました。クレカが3%超なので、その差は1%。クレカの外貨決済はダブルポイントなど特典が付くことが多く、1%の差で決済を複雑にするInstaremを使うメリットは謎になっています。

どのマスターカードと連携可能か、ポイントが貯まるかについては、シンガポールのカードマニアの記事をトラックしてください。

海外利用での通貨に"日本円払い"を選ぶと超ボッタ

これは、海外旅行者の間での常識になっていますが、今でも知らない人が時々いるので念の為に書いておきます。
海外でカード払いをする時に、「滞在国通貨か、カード発行国通貨(日本円(シンガポールドル))か」を選ぶ時が頻繁にあります。ここで、「日本円払い(シンガポールドル払い)」を絶対に選んではいけません。「支払金額がいくらになるか確認できる」などともっともらしいことを言いますが、そんな小さなメリットは、為替手数料で吹き飛びます。10%前後を軽く取ってきます。この記事は3%で「ボッタ」扱いしている記事なのに、10%なんてありえません。
TransferWiseでは、「必ず現地通貨で決済しましょう」と明言しています。



シンガポールでクレジットカードは、年会費無料です。厳密には、年会費有料なんですが、みんな免除 (waiver) リクエストを出して、払っている人はごくわずかです。このせいもあってか、シンガポールのクレジットカードのサービスは、日本と比べると非常にお粗末。

  • 詐欺や不正使用にあっても、$100までは個人負担
  • カード付帯の旅行保険の大半は、死亡・重大後遺症のみ。(人は簡単に死なないのに、疾病が含まれない)

その分、ポイント還元やキャンペーンといった、客が敏感な所は頑張っているのですが、それを取り返すために、隠れコストが増大しているとも言えるでしょう。

私は、以前使っていたシティバンクのクレジットカードで、香港に行った時にレストラン決済で「シンガポールドル決済」を押し付けられて、抗議したが英語が理解されず、帰国後にシティバンクにクレイムしたところ「$100以下の不正使用なので何もしない」と拒否され、それが理由で解約しました。他社クレジットカードが旅行保険を改悪する中、疾病が未だに含まれているので再度契約しましたが、サブカード扱いです。好きではない、納得しきれなくても、付き合いが切れないのが悩ましいです。


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テレ朝news(眞方富美子氏)報道「シンガポールのコロナ対策違反で強制退去になった日本人家族」は存在しない

うにうに @ シンガポールウォッチャーです。
2021年2月2日にテレ朝が報道したシンガポール報道に誤報が含まれています。そのファクトチェックを行います。

  • テレ朝 news: “罰金”で抑え込み成功 シンガポールのコロナ対策

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000205915.htmlnews.tv-asahi.co.jp

私のこれまでのファクトチェック記事については、こちらを参照下さい。もっとも反響があったファクトチェック記事は、下記です。
uniunichan.hatenablog.com

コロナ対策違反で強制退去にあった日本人は存在するのか

結論から始めます。
「コロナ対策違反となる6人以上でバスケットボールとバーベキューをした、シンガポールから強制退去になった日本人居住者は存在しません」

テレ朝の引用

テレ朝のニュース動画から、該当部分を引用します。

集まれる人数の制限に違反した日本人が、強制退去に追い込まれたケースも。
日本人家族の子どもがコンドミニアムの中で、6人以上でバスケットボールをしていたために労働ビザが剥奪されて、家族全員強制退去となった事例がありました。
その他にも、6人以上でバーベキューをしていたことが発覚して、家族全員強制退去となりました。

上記の口頭での解説の間に、「シンガポール在住 眞方富美子さんから」という説明が映像に流れています。これは、テレ朝はこの事件の裏をとっておらず、眞方富美子氏に責任を押し付けていることを、暗に意味していると私は理解しました。

噂が拡散した経緯

この噂がシンガポール在住の日本人コミュニティに飛び込んできたのは11月28日です。下記のスクリーンショットとともに、SNSやLINEなどで拡散しました。私の和訳を付けます。

日本人村で拡散した某企業の社内メール

注意: EP (編注:就労ビザ) の破棄
シンガポールの JCメンバーへ

最近、シンガポールでの集団は5人以下の制限を破ったことで「EP破棄」のいくつかの事件が起きている。
この事件は我社の社員ではないが、現行規則に強い注意をみなさんが払い、遵守することを促します。家族がいる人には、全ての家族にも伝えて下さい。

最近報告された事件:
1. 日本人の1家族が日本に送還された。家族の子どもが、コンドミニアム内でバスケットボールを5人以上で遊んでいたからだ。
子どもの父親のEPは破棄され、家族全員が72時間でシンガポールからの出国を命じられた。
2. Soleil Condoで、いくつかの日本人家族が日本に送還された。5人より多い人数で、コンドミニアムのバーベキューピットで夕食をとったためだ。

上記の状況に注意をして下さい。常に規則に従って下さい。何か質問があれば、お問い合わせ下さい。

※注: 発信企業名を塗りつぶしたのは私の編集です。

拡散したものは、発信企業名が塗りつぶされていませんでした。発信企業名は、信用が高い多国籍大企業です。そのことも信憑性を高め、「これは大変」「教えなくちゃ」と一気に拡散されました。
その一方で、シンガポールの事情に詳しく日本人村のゴシップ耐性がある識者・古参・ヌシは、このメールを確認しながらも黙殺、もしくは疑問を投げかけました。いくつも疑わしい所があったからです。

1. コンドのBBQピットは利用不可だった
2. 国外追放の政府発表・報道に日本人は今まで一人もいない
3. 追放された家族を具体的に知っている人が誰もいない

つまり、「某企業がこのメールを社員宛に出したのは本当だとしても、某企業はメールの内容が事実かの確認をとっていなかった」ということです。

「なかったことを証明するのは、悪魔の証明」です。が、下記の理由で、バスケットボールとBBQの日本人追放家族は存在しないと判断できます。

1. コンドのBBQピットは利用不可だった

当時、BBQピットは利用不可で、コンドマネージメントが閉鎖していました。
BBQピットが利用可能になったのは、2020年12月28日(活動再開フェーズ3)からです。
フェーズ2の利用可能なコンドファシリティには、BBQピットが含まれていません。

コンドにあるBBQピットの利用は予約制です。コンド管理者はこの予約を11月に当然受け付けていません。BBQピットが利用されると、利用者のみでなく、管理者も責任を問われるため、コンドマネージメントは非常線などで封鎖し、利用できないようにしていました。
つまり、コンドのBBQピットで摘発された日本人家族の話は嘘です。起こり得ない話です。

2. 国外追放の政府発表・報道に日本人は今まで一人もいない

シンガポールは厳罰国家として知られます。厳罰なだけでなく、起訴され裁判となると、事件と被告人の詳細が報道されます。
大きく報道されたものの1つが、ロバートソンキーでの欧米人飲酒です。シンガポールでは"サーキットブレーカー"と呼んだロックダウン期間中にもかかわらず、外で集まってマスクなしに飲酒をしていた写真がSNSとで拡散し、実名・年齢・写真・国籍(英国・米国・オーストリア)が報道されました。就労ビザが取り消しになり、国外追放になっています。

政府(労働省MOM)は、コロナ対策関連の違反で就労ビザを破棄した統計の一部を公開しています。昨年5月1日から6月25日の間に、サーキットブレーカー規制・隔離SHN・検疫QO違反で、140人の労働ビザを破棄したと労働省MOMは開示しています。
また、隔離SHN違反では、44人の就労ビザを取り消していることが、11月20日に発表されています。
最近でも、12人で島に集まった写真がSNSで拡散した事件で、外国人が就労ビザの破棄と、今後のシンガポールでの就労の永久禁止を受けています。
しかしながら、これまで新型コロナ対策違反者として国外追放を報道された日本人は一人もいません。なぜ、私が「報道・政府発表がなかった」と言えるかというと、2020年1月以降に、これまで30万字を超えて、シンガポール状況のアップデートを毎日行っているからです。

3. 追放された家族を具体的に知っている人が誰もいない。

このメールには伏線があります。「(国外追放でなく)入国拒否にあった日本人がいる」ということです。
日本からシンガポールへの入国に、通常のビザに加えて、渡航許可も追加で3月16日から必要になりました。規制開始直後の3月20日に、渡航許可なしにシンガポールに入国しようとした日本人が入国拒否にあい、職場は1年間の新規就労ビザ発行停止処分を受けています。これは事実です。職場も含めて特定されており、関係者の証言や監督官庁文書があります。
これが元になって派生した噂には、「サーキットブレーカー期間中に出社した日本人がビザ取り消し」というものが飛び交いました。私はガセ判定をしています。理由は、当時、職場の業務許可がでていない企業への罰則には、罰金と警告しか労働省MOMが発表していないからです。
このように事実とガセの判定には、噂のソースを確認する以外にも、制度への理解と、政府発表・メディアと丹念に突き合わせていく地味な作業が必要です。

日本人家族の摘発は、メール流出前に日本人村で噂として流れていました。その噂を、某企業が裏をとらずに社内メールで出したところ、社外に流出し大騒動になったのが本件です。それが、海外在住日本人村のうわさ話を飛び越えて、日本で「事実」として報道されるのですから驚きです。

シンガポール在住日本人は3万7千人です。日本人村は、狭く濃厚です。なにかあると、たちどころに噂が広まりますし、歪曲され、尾ひれもつきます。その中でも「駐在網」「駐妻ネットワーク」の類は魑魅魍魎が跋扈する取り扱い要注意の世界です。海外在住者は、日本人の間での人間関係に依存して仕事をする機会が(人によっては)多く、彼らには付き合いは欠かせません。それに加えて、英語や現地語が苦手、できなくはないが日本語の方が楽、などの理由で、現地情報を自分で確認しない日本人は多くいます。日本人の噂話ならそれで終わるのですが、現地行政にかかわることでは、自分で裏をとって確認できない人は失敗をします。
私が調べた限り、ニュースの追放日本人家族を特定することはできませんでした。また、本人や勤務先を「知ってる」という人もいませんでした。いたのは「その話を聞いた」「こわいねぇ」という人だけでした。

テレビ朝日と眞方富美子氏は、「どうやってバスケットボールとBBQで追放された日本人家族を知ったのか」

現地政府発表や現地メディアでも報道されていないにもかかわらず、シンガポールに特派員も支局もないテレビ朝日や、シンガポールに住みだしてわずか5ヶ月の眞方富美子氏は、「どうやってバスケットボールとBBQで追放された日本人家族を知った」のでしょう?「国外追放された日本人家族」が事実であるには、「国外追放された日本人家族から直接取材を行っていた」場合のみでしょう。
SNSで回覧されたメールがニュースの根拠なのであれば、報道を撤回・訂正すべきです。

製作費がか細いネットニュースでは、適切な資質を持たない人がライターとなり、問題ある海外記事を出すことを見かけます。その波がテレビにも押し寄せてきたように見えます。渡航制限も加わり、海外報道が困難になっている苦肉の策でしょうが、「現地在住者によると」というソースは、メディアも事実確認を行ったものが報道されることを願います。

シンガポールは路上喫煙や食べ歩きに罰金があるのか

路上喫煙や食べ歩きに罰金を課すシンガポールでは

との説明もありましたが、不正確です。
屋外での喫煙はいまだに広範囲に可能です。禁止されているのは、繁華街オーチャード、バス停や教育機関周辺など一部です。屋内禁煙は徹底されていますが、歩きタバコだけでは罰則の対象でなく、マナー違反の認識はシンガポールでは薄いです。

飲食で罰金になるのは、公共交通機関です。食べ歩きは、日本以上に一般的です。なお、バス・鉄道MRTでも、乳児への授乳は可です。

シンガポールでの就労許可

眞方富美子氏は、"駐妻"として扶養ビザDPでシンガポールに滞在しながら、就労許可にLOCを取得し、フリー アナウンサーをしていると公言しています。テレ朝の中でも「シンガポール在住 フリーアナウンサー」として紹介されています。海外で働くには就労許可が必要です。シンガポールでも同様です。シンガポールでDPが、どうすればフリーランスとして働けるのかを考えてみます。

DPはフリーランスになれない

シンガポールは、「無償の労働(例:インターンシップ)にも就労許可が必要」な厳しい国です。その一方で、高所得就労ビザの配偶者に雇用での労働を認める、外国人ホワイトカラーを優遇している国でもあります。
ですが、シンガポールで、DPで居住する配偶者の外国人がフリーランス(収入があるユーチューバー・ブロガーを含む)をすることは困難です。法人は簡単に作れてても、配偶者ビザDPには自営での就労許可LOCがおりないからです。入管ICAが管轄の長期滞在ビザLTVPでも、就労にLOCが必要ですが、「LOCで自営不可。雇用での労働のみ」と明記されています。労働省MOMでも、DPが自営でLOCを申請すると、却下します。

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LOC
  • シンガポール入国管理局 ICA: FAQs: As an LTVP+ holder, can I set up a business by applying for an Letter of Consent (LOC)?
フリーランスを合法でするには
  • 設立した法人に資本金を積んで、EPを取得
  • 永住権PRを取得
  • テックパスを取得

この3つが正攻法です。どれも壁が高いです。これ以外では、

  • 自営をしている配偶者の法人からLOCを取得

ですが、実質DPでの自営なので、労働省MOMが気づくと却下されます。

どうしてもフリーランスをあきらめられないDPが、LOC発行に名義を貸す会社を使って、LOCを取得することがあります。

  • 就労実態が名義会社の活動ではない。 (別住所での活動など)
  • 名義会社がMOMに申告した基本給を支払っていない。もしくは、DPから基本給をキックバックさせている。
  • 経理が名義会社と別れている。(領収書の発行が、名義会社でなく、個人)

このいずれかにひっかかるので、適切なLOCの取得ではありません。
また、LOC申請以外の勤務先で労働をする副業は、就労許可がでていないので、違法就労です。

追記

9月8日のニュースステーションに、眞方富美子氏が再度出演されておられました。

uniunichan.hatenablog.com


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(2月1日更新)シンガポールのCOVID-19: 在宅勤務が可能なのに、オフィスに出社させた等で42の企業が罰金。日本政府が、国民の配偶者・子どもに新規ビザ発給を停止中。

シンガポールも、新型コロナウィルス (COVID-19) の影響を受けています。
デマに負けないためには、信頼できるソースからのものを掲載しています。シンガポール政府・WHOなど国連機関、地元大手メディア(ストレートタイムズ紙、CNA)などです。可能な限り、私のブログではなく、原文にあたってください。

更新情報のサマリー

  • 在宅勤務が可能なのに、オフィスに出社させた等で42の企業が罰金。

過去にクラスタを引き起こしたWizlearn社はブイキューブ子会社。

  • 日本政府が、国民の配偶者・子ども(外国人)に新規ビザ発給を停止中。
  • 海外渡航のためにワクチン接種スケジュールを早めることはしない。ワクチン供給が潤滑になれば、今後は検討。

主語は「国民」のみ。外国人には言及なし。

  • 寮居住の外国人労働者のワクチン接種スケジュールは一般と一緒。ハイリスク寮は、早められる。
  • ワクチン接種後に、深刻なアレルギー反応を急激に引き起こした4人は、回復済み。ICUは不要。
  • 29人の新規感染、合計で59,565人に。内訳は、輸入が29人、市中感染が0人、寮感染が0人。これまでに亡くなった合計が29人。

シンガポールでの最新状況

更新情報

日時(2020年) 発信者 (ソースとなるリンク) 内容
2021年2月1日 保健省 29人の新規感染者が見つかり、通算で59,565人になった。新規のうち、輸入が59人、市中感染が0人、寮居住者が0人。現在、45人が入院中(うちICUが0人)、施設隔離が220人。これまでに59,271人が回復し、29人が亡くなっている。
新規の輸入のうち、インドから18人、インドネシアから6人、ミャンマーから2人、UAEから2人(うち1人はインド人)、イタリアから1人。
2021年1月27日 外務省 (日本): 吉田外務報道官会見 査証制限措置の厳格化
(要約)外務省は「国民の配偶者、子ども」というのみでは、「特段の事情」から外し、新規に入国査証を出さない。1月26日から。日本の親族の危篤などの人道上の配慮や、公益性を追加で必要とするようになった。
2021年2月1日 ストレートタイムズ紙 私的な理由で海外旅行を希望するシンガポール人に、ワクチン接種を行うことはできないと、閣僚が発言。供給数が限定されており、優先利用への需要があるため。現在のワクチン対象は、ヘルスケア・現業職・高齢者に限定されており、これ以外の国民にはワクチンを提供しない。供給が安定すれば、これらの個人が早期に接種できるかを検討する。詳細は追って発表する。
2021年2月21日 ストレートタイムズ紙 ワクチン接種後に、深刻なアレルギー反応を急激に引き起こした4人は、回復済み。ICUは不要だった。
2021年2月1日 ストレートタイムズ紙 寮居住の外国人労働者は、今年年末までにワクチン接種を終える予定で、シンガポールの他の居住者と同様だと、閣僚が国会で発言した。寮の危険レベルに応じて、ハイリスク寮では早くワクチン接種を受ける。昨年11月以降、寮での感染者はほぼなく、最後は1月16日だ。
2021年2月1日 ストレートタイムズ紙 昨年9月28日から1月15日までの間に、42の企業が安全管理基準違反で罰金をうけた。在宅勤務が可能なのに、オフィスに出社させたものと、職場の共有部で安全距離印を付けていない違反が、最も多い。5380の職場が査察を受けた。昨年6月には、52の違反企業が$千の罰金をうけた。12月には、輸送と倉庫業界を狙った捜査を行った。職場の労働者の最大人数を含んだ安全管理基準は、昨年6月のサーキットブレーカーの終わりに始まり、9月28日に解除された。先月、在宅勤務がデフォルトであるとの宣言が担当官庁から出ている。
昨年、全ての職場が検疫におかれたWizlearn Technologiesは、完全にリモートワークに移行した。昨年2月に14人のクラスタとなった。過去11ヶ月で、全90人が在宅勤務を行っている。ある企業は「会社は社員への信頼がないことがよくある。だから、不必要でも出社させるのだ」
2021年2月1日 ストレートタイムズ紙 2020年のシンガポール渡航者は270万人に落ち込んだ。過去40年間で最低だ。数字の大半は、1月と2月によるものだ。2019年比で85.7%低下した。第1,2,3四半期の観光客支出は、2019年同月比で78.4%減、$44億になった。
先月以降で、30万人以上がシンガポール再発見バウチャーSRVを使った。昨年3月以降、70のホテルが隔離施設SDFになっている。昨年12月に、SDFは8万人以上の隔離SHNを収容した。

これまでの新型コロナウイルス記事

これまでの更新情報の総集編は、こちらを参照ください。
uniunichan.hatenablog.com

uniunichan.hatenablog.com

「健康な人にはマスクは効果がない」がシンガポール政府の立場でしたが、発症前に感染させた人が確認され、再利用可能マスクが配布。現在は、外出時のマスク着用が必須に。
uniunichan.hatenablog.com

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uniunichan.hatenablog.com

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