今日もシンガポールまみれ

日本のあっち、シンガポールのこっち

Centurion HausとAMEXの解約

うにうに @ シンガポール在住中間層です。10年以上ブログをしていますが、初めて書く日記ですw 内容が「プライベートで、インサイトがなく、経験談」という意味です。
アメリカン・エキスプレス (AMEX) にセンチュリオンというクレジットカードがあります。ローンチされてしばらくしてから、カードが自宅に送りつけられ、それからずーっと持っていました。

どうやってセンチュリオンを取得したのか

「ファーストクラスに乗って、スイートに泊まっていた」が、私のセンチュリオンカードの取得方法です。
取得を狙って、そういう使い方をしていたのではないです。年に何度も飛行機のファーストクラスチケットとスイート予約を、プラチナ時代にAMEXトラベルでしていると、ローンチ後1年たたずにセンチュリオンが送られてきました。夢をぶち壊して申し訳ないのですが、当時、ネットで見た書き込みでは、年齢でも年収でも、私が最低でしたw 今の基準では、私のような幸運はもうないはずです。

センチュリオンが送られてきた時は、私のバブル時代です。バブルの内容は海外旅行です。これまでに行った日本人に珍しい所では、

  • モルジブ (スマトラ沖地震で崩壊したフォーシーズンズ クダフラに泊まった)
  • エジプト (ピラミッド)
  • モーリシャス
  • 南アフリカ (Singitaでサファリをした)
  • ジンバブエ (ビクトリアの滝)
  • イースター島 (モアイ)

などです。乗ったことがあるファーストは、ANA、シンガポール航空、エミレーツ、タイ航空など。ANAとシンガポール航空が大半です。

ホテルは、FHR (ファイン・ホテル・アンド・リゾート) をよく使っていました。FHRは「空きがあればワンランクアップグレード」の特典がお得です。スーペリアを予約してデラックスにアップグレードでは誤差の範囲ですが、FHRで最もグレードが高い部屋、例えばジュニアスイートを予約して、そこからアップグレードされてデラックススイートなどになると楽しいです。
センチュリオン開始当時のプロモーション「マンダリン・オリエンタルに1泊するともう1泊無料」はかなりお世話になりました。実質半額なだけでなく、週末弾丸旅行をしていた私のスタイルにもあっていたからです。他に、ラッフルズホテルと提供した、センチュリオン・スイートも、企画として面白かったです。
ヒルトンのダイヤモンド会員はありがたいのですが、ホテルのラウンジ自体、使い勝手が良いものではないので。

旅行以外の決済利用額はたかが知れており、トラベルデスク利用でセンチュリオン評価へのブーストがかかった印象です。

どうしてセンチュリオンから脱落するのか

「プライベートで旅行をしなくなったから」が、センチュリオンの退会理由です。
今の私のライフスタイルでは、ステータスだけで継続できる年会費 (日本発行55万円、シンガポール発行S$7,560) ではないとの判断です。全盛期と比べ、プライベートでの旅行は格段に減っており、パンデミック時期を除いても、何年も有効活用できていませんでした。
往年、ファーストに散々乗ったので、「ファーストの優位はプライバシー」「ビジネスはフラットシートで寝れるのは助かるが、自腹にはペイしない」という境地に一周回ってようやくたどり着いており、今はエコノミーがもっぱらです。
また、普段の決済にはシンガポール発行のポイントが貯まるカードを使っており、大半の月はセンチュリオンへの請求額はゼロです。
私が持っているのを知ってるのは数人です。期待されてもこたえられないのでw、見せびらかすこともないです。なので、本当に出番がない。
ライフステージが変わったのに加えて、年会費の圧に屈して、潮時と判断しました。「解約がもったいない」思いはそこそこあり、それで"日記"を書いて人生の墓標を残そうかということです。さよなら、ステータス。

センチュリオンホルダー専用ラウンジCenturion Haus

最後に、シンガポールのラッフルズホテル内にあるCenturion Hausに観光として行ってきました。
OSTERIA BBR by Alain Ducasse at Centurion Haus
が正式名称のようです。センチュリオンのみが利用できる、レストラン・バーがついているラウンジです。
年間の利用回数に制限はありません。ゲストも呼べます。センチュリオンなら、シンガポール発行でも日本発行でも利用可能なはずですが、日本では案内がされていないため、日本のセンチュリオンデスクへの問い合わせは適切でないと思われます。スタッフは「イギリスなどからも結構来る」とのことでした。

予約方法

利用には、携帯アプリから事前予約が必要です。アプリストアから"Amex Experiences"をダウンロードしてください。日本語対応はしていません。

"Select your country" で、私はSingaporeを選びました。日本は選択肢にありません。
"Select your card"では"Centurion"を選びます。これで初期設定が完了です。

"The Next Chapter of Centurion"の下で、"Centurion Haus Singapore"が表示されるので、タップします。

Amex Experiences

続いて、"Reserve Now"をタップ。カレンダーが表示され、予約可能時間から選びます。利用時間は2時間15分です。
予約の名前を登録する際に、「どの国の発行のセンチュリオンか」(The Centurion Card I hold is issued (Country):)の記載が求められるので、英語で記載しましょう。その後、カード番号とセキュリティコードの登録も必要です。
加えて、当日の入場時に「センチュリオンの(物理)カード提示」が必須です。

帽子屋に擬態したラウンジ

ラッフルズホテルはシンガポール在住者にはおなじみですが、どこにCenturion Hausがあるか場所が分からず、結局、電話することに。ロングバーの下にマッカランがあり、そこのコートヤード側が入り口です。
入り口の店舗は帽子屋です。CA4LA (カシラ) という日本ブランドの帽子屋さんです。
そこでCenturion Hausの利用だと言うと、センチュリオンカードの提示後に、隠し扉になっている帽子の棚がグルっとまわって、入場です。

CA4LA
Centurion Hausへの隠し扉

私が行ったのは週末のランチですが、他に一組しか利用がありませんでした。中は広くはないのですが、それでも場所はラッフルズアーケード内です。家賃や運営費はお高いはずです。

Centurion Haus, Singapore
Centurion Haus, Singapore
Centurion Haus, Singapore

レストランにはアラン・デュカスの名前が付いています。食事はアラカルトで最も高いものでも$88++。当地基準でそこまで値段が高くはないですが、味は普通ですw ラッフルズ内に入っており、そこから運んでいるとのことです。

OSTERIA BBR by Alain Ducasse
OSTERIA BBR by Alain Ducasse

スタッフから聞いたように、バーとして常連が利用することが多いのは納得。事前予約が必要ですが、場所が良いので、ふらっと立ち寄って軽く飲んで帰る使い方が綺麗っぽいです。シンガポール発行センチュリオンの取得は、納税所得がS$1ミリオン(1億円)がネットの噂です。シンガポール富裕層とお近づきになりたい方は、ここで1ヶ月ぐらいはってると収穫があるのではないでしょうか(真顔)。あとは、シンガポールF1の時にどう運営されるかが、面白そうだと思いました。
スタッフによると、Centurion Hausは現在アジアではシンガポールのみだそうです。「東京チームが見に来た」とスタッフが話しており、「東京にもできるかもしれません」とのことでした。

センチュリオン・ラウンジ 香港

おまけに、香港の空港のセンチュリオン・ラウンジを上げておきます。センチュリオン側です。(2017年)

Hong Kong Centurion Lounge
Hong Kong Centurion Lounge

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