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(2月9日更新)シンガポールのCOVID-19: Covid-19規制を撤廃し、風土病に

Covid-19の影響を受けていたシンガポールですが、政府対応の終わりに近づいています。
デマに負けないためには、信頼できるソースからのものを掲載しています。シンガポール政府・WHOなど国連機関、地元大手メディア(ストレートタイムズ紙、CNA)などです。可能な限り、私のブログではなく、原文にあたってください。

更新情報のサマリー

  • シンガポールはCovid-19規制を撤廃し、風土病として扱う。
  • DORSCONがイエローからグリーンへ

パニックを恐れてシンガポール政府はDORSCONをレッドにできませんでした。制度の存続を含め、今後見直しがされるのでしょう。

  • 公共交通機関でのマスク着用は撤廃。2月13日から。
  • 医療機関でのマスク着用は、Covid-19対策ではなく、MOH保健省要求として継続。食品取扱者のマスクは、食品局として要請。
  • TraceTogetherとSafeEntryの廃止。TTアプリを削除して良い。再活動に備え、App Storeには残る。TTトークンの返却を受け付ける。
  • 治療費用の100%補助は無くなる。ワクチンと抗ウイルス剤は当面無料。
  • ワクチン完全接種でない人の渡航前検査、旅行保険購入義務の撤廃
  • 就労ビザと永住権PRの新規申請者、WPと特定産業か寮居住Sパスのワクチン接種は今後も必須

EPとCMSを除くSパスの更新で、ワクチン接種が求められないのは2022年8月にアナウンス済み。

  • ブースター接種の推奨は最後から1年後。
  • 多省庁タスクフォースは解消し、MOHが引き継ぐ。
  • ファイザーワクチン接種の3週間後に男性48歳が亡くなったのは、検視で接種との因果関係なしとされた。
  • 10月の接種開始依頼、生後半年から4歳のワクチン接種は16,400。

接種開始が危機感が低下してからなのもあるでしょうが、少ないです。

  • mRNAワクチン接種する中国からの短期滞在者が以前より増加。

お値段$140。

  • 現在の輸入感染は、ASEAN50%、他のアジア15%、ヨーロッパ11%、中東が9%、中国5%。
  • ワクチンセンターでの接種は予約不要になる。
  • 半年から4歳児へのファイザーワクチン接種が開始となる。
  • 中国感染者増加にもかかわらず、渡航者への規制強化をしない理由を政府が発表。
  • Covid-19対策貢献者に国が報奨を与える。

準戦時体制で乗り切ったので、そうなるのでしょう。

  • 中国での需要急増で、パナドール・イブプロフェンに購入制限がかかる。
  • 12月12日から2価ファイザーワクチンが接種開始。
  • 生後半年~4歳時にファイザー接種が利用可能になる。3回接種。
  • シンガポールでの今年の死者は878人、死亡率は0.08%。世界では1.03%。
  • 反マスクの女性が、他の反マスクの裁判での罵りで、起訴される。

シンガポールでの最新状況

更新情報

日時 発信者 (ソースとなるリンク) 内容
2023年2月9日 保健省 年末休暇や北半球の冬、中国のゼロCoivd方針からの転換にもかかわらず、過去数ヶ月に渡ってシンガポールのCovid-19状況は安定している。残るCovid-19規制を撤廃し、風土病として取り扱う。ウィルスは発展し続け、感染波が時折起こる。危険で強毒変化株が出現しなければ、通常の生活を維持できるだろう。
シンガポール国内では、人口の約80%が最低限の保護に達し、50%は現在でもワクチンを最新に保っている。インフルエンザのような他の風土病と比べ、Covid-19感染で重症や死亡する危険性はとても低くなった。2023年1月では、日々の入院患者は100人を下回っている。ICUは一桁だ。
病気の状況を示すDORSCONは、2月13日で、イエローからグリーンになる。
2月13日から、以下の市中での取り組みを廃止する。
・公共交通機関・屋内医療施設と住居(老人ホーム等)でのマスク着用。
ただし、患者や居住者と接触がある、訪問者・職員・患者へのマスク着用は継続する。Covid-19規制ではなく、保健省MOH要請となる。加え、シンガポール食品局は食品取扱者に、食品安全理由でマスクや唾液ガード着用を求める。民間企業でも、健康・安全・ビジネス継続理由でマスク着用を継続することもできる。マスク着用は、感染リスクを下げる効果的な方法なので、特に高齢者と免疫障害者は、人混みでの、また脆弱者訪問時のマスク着用を促す。Covid-19や他の呼吸器感染の症状がある人は、外出時にはマスク着用を強く勧告する。
プロトコル1-2-3を廃止する。
・3月1日から、寮居住の移民労働者を新基準と統一する。寮で治療できる。Covid-19検査は、脆弱な兆候があるか深刻な呼吸器症状がある移民労働者のみに行われる。陽性者も回復施設に移転されず、寮内で回復する。息切れや胸痛といった深刻な症状では、公共健康施設の救急外来に運ばれる。人気の場所への日曜日と祝日の混雑を管理するためのパスは、2月13日以降は不要。
・TraceTogetherとSafeEntryの廃止
TTとSEは接触追跡に貢献してきた。過去数ヶ月で、政府は徐々にTTとSEを緩めてきた。感染者にTTデータ提出を求めないし、SEデータは収集されていない。MOHは身元を確認できるすべてのTTとSEデータをサーバとデータベースから削除した。
2020年5月の殺人事件で収集されたTTデータは無期限に保持される。
新しい危険な変異種の発生した際に、TTとSEを再活用できるように保持することは役に立つ。この目的のために、氏名・ビジネスUEN・携帯番号のような登録詳細はシステムに保持される。再登録の際に手順を最小化できるためのものだ。個人はTTアプリを削除してよいし、企業はSEアプリを削除していよい。App Storeには、必要に応じて再度利用できるように、残す。
2月13日から3月12日まで、TTトークンの返却を受け付ける。108箇所のコミュニティセンターCCで受け付ける。再利用に備え、返却して欲しい。
・Covid-19ファイナンススキームの公式化
パンデミック補助金を縮小し、検査と治療の金融支援の対策を再構築する。4月1日から下記を実施する。
Covid-19治療への100%補助は無くなる。国民やワクチン接種歴を問わない。通常の医療支援である、政府補助・メディシールドライフ・メディセーブは国民と永住者PRに支給される。
Community Isolation Facilitiesは必要としない。妥当な理由で自己隔離を希望する患者のために施設を維持するが、費用が発生する。医療施設ではないので、国民と永住者は政府補助などを利用できない。
ポリクリニックと家庭医で検査費を払う。政府補助はある。
Covid-19ワクチンと抗ウイルス剤は、プライマリケアを含む外来、公営医院の外来、老人ホームで、アナウンスをするまで完全無料であり続ける。
残る国境規制を撤廃する。2月13日から、ワクチン完全接種でない人は、陰性の渡航前検査証明が不要になる。ワクチン完全接種でない短期訪問者は、Covid-19旅行保険の購入が必要でなくなる。
黄熱病・MERS・エボラのような感染病地域からの渡航者はスクリーニングされる。陸路で短期滞在する人はSG Arrival Card e-serviceで健康宣言が必要。
ワクチン推奨を見直した。
5歳以上はミニマム保護にすること。3度のmRNAかNovavaxワクチン接種だ。60歳以上か脆弱者は、最後の接種から1年でブースターを接種すること。
12歳から59歳は、最後の接種から1年でブースターを接種すること。
5~11歳は、ミニマム保護に達すること。
6ヶ月~4歳は、モデルナの2回かファイザーの3回接種を完了させること。
ワクチンは、国民・永住者PR・長期滞在ビザ所持者・特定の短期パス所持者は、今後も無料だ。共通検査ワクチンセンター、参加しているPHPCクリニック、ポリクリニック・ワクチンセンターを予約できる。
WPと建設・海洋・プロセスか寮居住のSパス所持者の更新に加えて、新しい永住者PR・長期滞在パス・就労ビザの新規申請者は、国家でのワクチンカバーの高い基準を維持するのは同様だ。4月1日から、Covid-19から最近回復した人はワクチン要望への一時的な免除を認めない。
2020年1月に招集された多省庁タスクフォースは、DORSCONグリーンになり、解消され、MOHがCovid-19状況を担う。
2023年2月3日 ストレートタイムズ紙 2021年11月に、3週間前に接種したファイザーのCovid-19ブースター接種が、ゴルフ後のアメリカ人男性48歳の死亡を引き起こしたかに、妻が疑問を投げていた。死亡は高血圧性心疾患HHDと冠動脈心疾患CCDによるもので、ワクチンと死亡と結びつける証拠はないと、検察官の調書で報告された。接種後に胸の痛みを数回訴えていたが、通院していなかった。3週間後にセントーサゴルフクラブで18ホールを回り、その4時間後に突然しゃがみ込んで、疲労をうったえた。検視解剖で、通常の成人男性の2倍の大きさに心臓が肥大していた。ブースター接種後の3週間でそこまで大きくなることはないとした。死亡の4年前に高血圧で薬を飲んでいたが、改善した後に薬を止めていた。薬が制御していなかった高血圧があった可能性がある。
2023年2月2日 ストレートタイムズ紙 生後半年から4歳児に、モデルナが16,400接種された。2022年10月に開始されてからのことだ。8件の有害事象が報告されている。5歳から11歳では、ファイザーが81,400接種されている。半年から11歳では深刻な有害事象はまれだ。この年齢への接種では、国内と海外の評価で、新たな危険信号は特定されていない。
2023年1月12日 ストレートタイムズ紙 Covid-19へのmRNAワクチン接種のために、シンガポールのクリニックを訪れる中国からの渡航者が増えている。3年ぶりに二国間のレジャー渡航が再開したからだ。ラッフルズメディカルでは、モデルナの二価ワクチンを提供しているが、中国からの渡航者が5%~10%増えている。トムソンメディカルでは増加は見ていない。補助がない料金で短期訪問パスの観光客もワクチンを購入できると保健省MOHは言う。2022年4月にプログラムは始まっている。1月1日までに3千接種が行われ、95%が短期訪問パスだ。MOHでは2022年12月には際立った増加を見ていない。ラッフルズメディカルでは1回の接種が$140.40だ。
2023年1月9日 保健省 中国が1月8日から、海外への余暇での出国を再開し、入国への検疫をやめる。シンガポール人はより多くの人が入国し、特に脆弱な人が重症化することを恐れている。新しい感染波が起きる懸念もある。
輸入感染は、日々の総感染者数の中で5%~10%を占める。感染者数が少なければ、15%~20%になる。1月1日までの4週間で、中国から入国した200人がCovid-19陽性だった。毎日の総感染者数は千人前後であり、合計の輸入感染者数の5%が中国からだ。ASEANが50%、それ以外のアジアが15%、ヨーロッパが11%、中東が9%だ。過去4週間の輸入感染で、重症は7人だ。1月1日から今日までで、中国からの重症者はない。Covid以前は中国と週に400フライトあったのが、今は38しかない。毎日700~1,000人の到着者だ。中国での感染が収まるまで、運輸省MOTは現在の低い渡航数から調整を注意深く行う。多くの科学者は、中国での感染は収まりつつあり、数週間ではっきりすると考えている。そうなれば徐々に二国間フライトを以前のように戻せられる。
渡航者は、WHOが認定したワクチンでの完全接種か渡航前検査で陰性でなければならない。
最も恐れているのは、新しい危険な変異種だ。そうなれば、厳格な国境管理、渡航者への検疫、グループ人数を含む社交制限を再導入しなければならない。現在、北京・上海・広州・四川・浙江・江蘇・福建・内モンゴルは国際NPOのGISAIDにゲノムシーケンスに貢献している。中国からの渡航者の国内での収集も行われている。
2023年1月3日 保健省 1月4日から、統合検査ワクチンセンターJTVCか子どもワクチンセンターCVCで、月曜から土曜日に予約なしで、全ての個人はCovid-19ワクチンとブースターを接種できるようになる。1月16日からは、半年から4歳児へのファイザーワクチンも展開となる。ポリクリニックとPHPC医院では予約が必要だが、ポリクリニックでは80歳以上は予約不要。ワクチン接種場所はこちらで確認すること。 https://www.gowhere.gov.sg/vaccine 12歳以下の子どもは親か保護者の同伴が必要。
半年から4歳児へのワクチン接種は、JTVCアンモキョーとJTVCブキメラで行われる。
2022年12月30日 保健省 中国での感染増加と1月8日からの国境規制緩和に、懸念を持つ国民がいる。インド・イタリア・日本・米国のような国々は、中国からの全渡航者に検査を要請した。EU諸国、豪州・ニュージランド・英国・東南アジア諸国は状況を注視しているが、中国からの渡航者に規制強化をアナウンスしていない。パンデミックの今の段階で、最も重要なのは人口での免疫だ。感染を完全に止めることはできないが、入院や重症化が少数に収まるように政府は保証できる。XBB感染の波の後、国内の状況は落ち着いており、7日平均での市中感染者は729人で、入院は100人を切り、ICUは一桁だ。小児用ワクチンと二価ワクチンを導入した。
懸念は2つある。1つ目は、より危険な新変異種の登場の可能性だ。世界中で循環する変異種を注視するために、病原菌ゲノムデータベースを維持するGISAIDを含む、国際的なパートナーと協調している。市中と輸入感染者へのゲノム監視を実施している。これまで、中国の都市にある感染症コントロールセンターが登録した結果によると、中国ででまわっているものは既知であり、感染率が高かったり以前より重症化を招くものは、見つかっていない。
2つ目は、シンガポールの病院に渡航者が負荷となるべきでないというものだ。現在、シンガポールの空港では、中国から1日に700から1,000人の到着者がいる。空路での1%から1.5%になる。大半は、居住民(国民と永住者)と長期滞在ビザ所持者のシンガポールへの帰国だ。このうち、週単位では40から80人の感染者がいる。重症化した国民1人を除いて、それ以外は軽症だ。
完全に国境規制を緩和した他国と違って、シンガポールは規制を残している。ワクチン完全接種でなければ、渡航の2日以内に渡航前検査が必要だ。完全接種でない短期訪問者は、Covid関連医療費に最低$3万の渡航保険が必要だ。この規制は維持する。
2022年12月29日 ストレートタイムズ紙 コミュニティ・ビジネス・政府の10万人以上が、Covid-19との戦いで業務範囲を超えてシンガポールを助けたとして、国家表彰を受ける。受賞者の大多数は、Covid-19レジリエンスメダルか証書だ。多省庁タスクフォースのアドバイザーや、2020年に武漢で足止めにあっていたシンガポール人を連れ戻したScootのクルー等だ。看護師・家庭医・患者対応者・パイロット・校長・科学者も含まれる。賞はナショナルディラリーでリー首相が述べていた。
2022年12月23日 ストレートタイムズ紙 過去1週間での売上の急増のために、フェアプライスはパナドール(カロナール)とイブプロフェンを計4つまでの購入制限を行う。木曜日から始まった。ワトソンではパナドールは6つまで購入できる。パナドールの製造元Haleonは「記録的な量を生産」していると言う。保健省MOHは、商品によっては再入荷に長期間かかるものがあると言う。感染が急増し、医療品が不足している中国のような海外に医薬品を送っているとの報道がある。
2022年12月6日 保健省 12月12日から、保健省は二価ファイザービオンテック Covid-19ワクチンを、12歳以上に全てのワクチン接種会場で接種開始する。Covid-19ワクチン専門家委員会は、単価ワクチンから二価ワクチンへの切り替えを推奨した。12歳以上の主要接種とブースター接種でだ。二価モデルナは、18歳以上に引き続き接種可能だ。単価ワクチンファイザーで接種予約をした人は、12月12日移行に二価ワクチンに予約変更が可能。予約なしのウォークイン接種は50歳以上と医療従事者のみ。
専門家委員会は、半年~4歳児へのファイザー主要接種を推奨した。従来のモデルナに加わる。3回接種で、各接種に8週間あける。詳細は追って開示。
現在、4万人の高齢者が最低限のワクチン保護になっていない。高齢者向けに、移動ワクチンセンターを設置する。
2022年12月5日 ストレートタイムズ社 シンガポールで今年878人が新型コロナウイルスで亡くなった。パンデミックが始まった最初の2年間での828人より多い。2022年だけで感染者数は189万人になる。2021年の279,405人の6倍以上だ。
数の増加は日常生活での規制緩和の後に起きている。
現在の死亡率は0.08%にすぎず、世界での1.03%を下回る。シンガポールでCovid-19の最初の死者が2020年3月21日に起き、死亡率は0.46%だった。2020年4月4日のピークでは0.50%だった。
2022年11月11日 ストレートタイムズ紙 マスク着用拒否の、昨年のベンジャミングリンの裁判で裁判長を罵った女性52歳が起訴された。嫌がらせ防止法Pohaと、裁判中の軽犯罪でだ。斜めにかけていたマスクを正すように言われ、「いかさま裁判」「いかさま裁判がマスクを着けろというなら裁判長に従わない」と叫んだ。公務員を侮辱した人は$5千以下の罰金と1年以下の刑務所だ。
Leeは警官が自宅に不法侵入し、自分の胸を押したと訴えた。「私は生きて呼吸している女性でカカシではない。私の体に何がうたれているか知っているのか?」次席検事は「逮捕に抵抗し警官につばを吐いた。必要な力が使われた」
2022年11月9日 保健省 全病棟と老人ホームへの、訪問安全管理規制を11月23日までに延期する。感染者数は落ち込んでいるが、病院にCovid-19患者がまだ入院しており、負荷が継続している。老人ホームも以前と比べCovid-19陽性者が増えている。
規制は10月10日~11月10日が当初の期間だった。

これまでの新型コロナウイルス記事

これまでの更新情報の総集編は、こちらを参照ください。
uniunichan.hatenablog.com

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「健康な人にはマスクは効果がない」がシンガポール政府の立場でしたが、発症前に感染させた人が確認され、再利用可能マスクが配布。現在は、外出時のマスク着用が必須に。
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