カップヌードル シンガポールチリクラブ
うにうにです。たまには世間的に"ブログ"らしい記事を書きます(笑
みんな大好き日清のカップヌードルに、「シンガポール チリクラブ」が4月3日に日本で新発売となりました。
カニのうまみとチリソースの辛み、トマトの酸味をたまごのまろやかな風味が包み込む本格的な味わいのスープは、「チリクラブペースト」を仕上げに加えることでカニの芳醇な風味をお楽しみいただけます。
「シンガポール日清」公認の "やみつき" エスニックヌードルを、ぜひご賞味ください。
- 日清食品: 新発売のご案内: 「カップヌードル シンガポールチリクラブ」(4月3日発売)
えっ(゚д゚)!と思った方。そうです。驚きのポイントが2つあります。
- シンガポールローカルで、チリクラブ味は既に発売されている。
- 2015年にもチリクラブ味は日本で発売されていた。
世界の日清食品です。シンガポールにも進出しており、ローカルのチリクラブのカップヌードルが既にあるのです。
また、過去にも期間限定でチリクラブ味は日本で発売されています。それが常時発売になったのかもしれませんが、謎です。
同じ日本ブランドでも、日本製品と味が違うローカル製品
海外在住者には、「日本と同じブランドでも現地製品は味が違う」という深刻な悩みがあります。今回のカップ麺もそうです。シンガポールでも日清のカップヌードルはどこのスーパーでも販売されていますが、日本と味が違います。私はシーフード味が好きなのですが、日本製の方が好きです。
カルビーのポテトチップにもローカルのものがありますが、これまた味が異なります。シンガポールでは買わなくなりました。
日本製と比較的味が似ているものでは、かっぱえびせんやポッキーでしょうか。
味の違いは、私が日本人舌だからローカル製品の味付けが好みでないのか、シーズニングは日本の職人芸なのでこちらで日本レベルの製品を作れないのか。他の可能性は、規制添加物です。例えば、日本で使っているがシンガポールで禁止されている人工甘味料には、ステビア、サッカリン、スクラロース、プルランなどがあります。なので、同じ味を実現できない可能性があります。
なお、このシンガポールで販売されているチリクラブ カップヌードル、シンガポール市場向けのものですがタイ製造です。シンガポールは高コスト国なので、食品製造には厳しくなってきています。
食べ比べ
『日清食品グループの海外現地法人による協力のもとに開発』というこの商品。何が違うのか。日本とシンガポールのカップヌードル チリクラブを食べ比べます。というわけで、日本からのお土産と、私がシンガポールで買ったものを用意しました。シンガポールのチリクラブ味、食べるのが今回が初めてです、わたくし。えぇ。
パッケージ
まずはパッケージを見比べます。
日本のは商品名からも分かるように、チリクラブにわざわざ「シンガポールチリクラブ」と書かれています。パッケージ左手には、シンガポール国旗もあります。シンガポールブームにあやかろうとするのか、チリクラブはシンガポール名物というのが日本で浸透していないからか。
右手の蟹さんに「辛口」と書いています。辛さで購買欲にアピールしているのか、辛いのを知らずに買った人から抗議をくることを避けるためなのか、たくみなパッケージになっています。
シンガポールには英語表記の面と、中国語表記の面があります。
麺と具
おもむろに封を開けます。日本製には、チリペーストがフタに添付されています。シンガポールのには、チリペーストがカップの中に入っています。左の写真が日本のチリペースト、右がシンガポールのものです。
封を開けてのぞきこんだ所で、見た目が違います。左が日本製、右がシンガポールのものです。日本製が露骨に赤いのです。チリペーストは別途添付なので、なぜ日本製は粉末スープの段階から赤いのか。シンガポールのものにも、トマトが含まれていると成分表示がありますが、こちらは赤くありません。
ココがちがう!
1. 日本は粉末スープが赤い!シンガポールは赤くない!
具はどちらもカニカマ、卵にネギとなっています。
作り方
チリペーストが別途添付です。なので作り方を読みます。おぉ
日本製は、お湯を入れてチリペーストを蓋の上の置いて温めてから、スープに入れるようにとのことです。シンガポールは、チリペーストを入れてから、お湯を入れます。
ココがちがう!
2. チリペーストを入れるタイミングが、日本はお湯を入れて3分後、シンガポールはお湯の前
お湯を入れた後の写真。
食べよう
食べてみます。おぉ
ココがちがう!
3. 日本は辛さの中に甘みが強い。シンガポールは辛味が強い!
「辛口!」と書いている日本の方が甘く、何も書いてないシンガポールの方が辛い。私は辛いものが食べられない人ですが、それでも日本の辛口カレールーなら食べられます。その基準で言うと、日本のは中辛、シンガポールのは大辛レベルです。こちらの麻辣のようなジンジンするヤバさには全然遠いです。
麺はほぼ一緒ではないでしょうか。
おいしいか、って聞かれると、どちらも「チリクラブとは味は違うんだけど、辛口蟹エキス トマト味スープ」です。
シンガポールでは、チリクラブのスープに、揚げパンを浸して食べます。麺だと、ビーフンが看板メニューになっている人気店もあります。
- hungry gowhere: Mellben Seafood
シンガポール日清も製品開発に関わっているとのことで、だいたい一緒だろうと思ったのですが、こうやって比べると、食べ方も味も結構違うのが意外でした。
というわけで、お土産にもどうぞ。