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(5月24日更新)シンガポールのCOVID-19: 在宅勤務が可能なのに出社させた企業11社が罰金。JEM/Westgate対象の無料検査が5月10~22日訪問者に拡大。竹中コーポレーションで市中感染。

シンガポールも、新型コロナウィルス (COVID-19) の影響を受けています。
デマに負けないためには、信頼できるソースからのものを掲載しています。シンガポール政府・WHOなど国連機関、地元大手メディア(ストレートタイムズ紙、CNA)などです。可能な限り、私のブログではなく、原文にあたってください。

更新情報のサマリー

  • 在宅勤務が可能なのに出社させた企業11社が罰金。
  • JEM/Westgate対象の無料検査が5月10~22日訪問者に拡大。
  • 最近の感染者は、ワクチン接種者78人、未接種者300人。

今は居住者の1/3が最低1回のワクチン接種者。単純に人口比で考えると、接種者の倍の人(78人→150人)が感染しているべきなので、感染抑止効果はあるのでしょう。
当然、実際に感染した環境での接種者比率や、優先接種を受けている現業職への人数の偏りは、上記では考慮していません。

  • チャンギ空港が乗客の国で3つにリスク分けされる。最大リスクの国はターミナル2を利用。
  • チャンギ空港クラスタを引き起こした"南アジア"からの家族は、インドから到着便でないと政府が明言。

インド便が着くのは空港T1なのに、家族はT3に着いたのだから、インドではない、というが政府主張。「乗り継いだのでは?」という疑問には答えられないのですが。

  • 竹中コーポレーションで市中感染。シンガポール人女性28歳、エンジニア。
  • 市中感染: リンク済み22人。未リンク2人。クラスタ: JEM/Westgateで6人、チャンギ空港0人、チャンギ刑務所1人、MBSカジノディーラ1人、マクドナルド配達員5人等
  • 25人の新規感染、合計で61,824人に。内訳は、輸入が3人、市中感染が21人、寮感染が1人。これまでに亡くなった合計が32人。

シンガポールでの最新状況

更新情報

日時(2020年) 発信者 (ソースとなるリンク) 内容
2021年5月24日 保健省 36人の新規感染者が見つかり、通算で61,860人になった。新規のうち、輸入が12人、市中感染が24人、寮居住者が0人。現在、244人が入院中(うちICUが3人)、施設隔離が268人。これまでに61,316人が回復し、32人が亡くなっている。
新規の輸入のうち、インドから4人、インドネシアから3人、フィリピンから1人、マレーシアから1人、米国から1人、ロシアから1人、マレーシアとベトナムから1人。
新規の市中感染のうち、リンク済みが22人、未リンクが2人。
■未リンク
・63651人目は、インド人男性31歳、Hiap Seng Engineeringでエンジニア。
63660人目は、シンガポール人男性31歳、ERA Realty Networkで不動産エージェント。
■クラスタ
・チャンギ刑務所クラスタで新規に1人。
・JEM/ Westgateクラスタで新規に6人。
62933人目、隔離SHN施設のPark Avenue Rochester清掃員がJEMとWestgateクラスタの感染源と判明。Westgateに5月6日に訪れていた。ゲノム解析が、62933人目とJEM/Westgate訪問者が同じ配列であることが判明している。感染の仕方については、調査中。
5月10日から14日までのJEMとWestgateへの訪問者に無料検査を提供してきたが、5月10日から5月22日までの訪問者に無料検査の提供を拡大する。
・Learning Pointクラスタで新規に2人。
・マリーナベイサンズ カジノ ディーラークラスタで新規に1人。
マクドナルド配達員クラスタで新規に5人。
・タントクセン病院病棟9Dクラスタで新規に1人。
・63236人目(お抱え運転手)クラスタで新規に1人。
・63376人目(DBSのインベストメントバンカー)クラスタで新規に1人。
・63515人目(Singapore Refining Company社でエンジニア)クラスタで新規に1人。
・他に3人がリンク済み。63661人目は、シンガポール人女性28歳、竹中コーポレーションでエンジニア。
2021年5月24日 ストレートタイムズ紙 チャンギ空港は1万4千人の職員の配置を3つのゾーンに分ける。最も危険度が高いゾーンで働く4,400人は、他の職員と市民から隔離される。最も危険度が高いゾーンで働く人は、より頻繁な検査をうけ、若くワクチン接種済み労働者のみを配置し、個人防具PPEの着用を常時義務付ける。「とてもハイリスク」国からの旅行者は、ターミナル2のリモートゲートに誘導される。
2021年5月24日 労働省 (MOM) フェーズ2行動警戒期間の職場での安全管理基準強制強化
5月8日から21日に、MOMは350以上の職場を監査し、安全管理基準違反で11企業に罰金を課した。11社の罰金は、標準としての在宅勤務が可能であるのに、在宅勤務を実施しなかった企業が全てだ。
5月14日に発した職場への勧告において、在宅勤務を標準で実施する義務が企業にはある。在宅勤務が可能な全ての従業員は、業務を家で実施する必要がある。在宅勤務が可能となるように、企業は必要な機器を提供し、従業員に在宅勤務を指示する必要がある。仕事の性質上(例: 職場でのみ使える機器がある業務)、在宅勤務ができない従業員のみが、職場で業務を継続できる。
全企業は、 https://covid.gobusiness.gov.sg/ にて、職場の従業員数を申告する必要がある。申告した従業員数より職場の人数が少なかったとしても、在宅勤務可能な労働者が職場で見つかれば、企業に是正措置をとる。
違反は携帯アプリSnapSAFEで通報可能であり、通報者の秘密は厳重に守られる。
2021年5月24日 ストレートタイムズ紙 現在のシンガポールでの感染爆発で、ワクチン接種者の感染は78人で、未接種者は300人になる。感染者の80%は未接種ということだ。保健省発表。接種者から多くの感染者が出ているので、ワクチンは無意味との考えに反論した。
2021年5月24日 ストレートタイムズ紙 チャンギ空港ターミナル3クラスタを発生させた家族は、インドからのフライトで到着したのではない。シンガポールとの国際商用便をインドが昨年5月以降に全て禁止しているためだ。2国間で運行されている旅客便は、ターミナル1で運用されている脱出便のみだ。家族は南アジアからのフライトで到着したことのみが開示され、他の詳細は未開示だ。

これまでの新型コロナウイルス記事

これまでの更新情報の総集編は、こちらを参照ください。
uniunichan.hatenablog.com

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「健康な人にはマスクは効果がない」がシンガポール政府の立場でしたが、発症前に感染させた人が確認され、再利用可能マスクが配布。現在は、外出時のマスク着用が必須に。
uniunichan.hatenablog.com

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