うにうに @ シンガポール在住です。久しぶりの生活記事です。
海外生活をする楽しみ(苦しみ)の1つに、「日本と家電が違う」ことがあります。
シンガポールは230ボルト。電気ポットでお湯が爆速で沸きます。ガスで沸かすより、圧倒的に早い。測りましたが、自宅のフィリップスの電気ポットだと、1リットルを沸かすのに1分49秒でした。爆速。
そんなシンガポールでロボット掃除機を買うことに。今まで買わなかったのは、期待どおりに掃除してくれるか謎だったのと、安くないので、惰性でここまで買わずにきました。結果は、2020年のベストショッピングでしたね。2ヶ月使ってみたレビューです。
Roborock S6 Pure
私が買ったのは、Roborock社のS6 Pure。お値段は、ロボロックのオフィシャルサイトで$494、約4万円です。日本でも販売されています。(アフィリエイトじゃないよ)
- Lazada: Roborock Official Store
- 価格コム: Roborock S6 Pure
これにしたのは、
- 日本の売れ筋はルンバばっかりだが、ルンバの同価格帯の安い機種では、1部屋にしか対応していないっぽい。
- 世界中で売上爆増で、アツイらしい。
Roborock社にはシャオミが出資。中国の本社の名前は、北京石头世纪科技有限公司。この時点で、だめな人はダメだと思うw
- 低価格なのにレーザーセンサーでの探知がいいらしい。モップがけも1台できる。
- Roborockの上位機種はペットの糞を避ける機能だが、ペットいないので不要。
- (一時期のルンバに多かった)並行輸入品でなく、オフィシャルストアが安い。
バッテリー交換やモップ購入などのメンテナンスが必要になります。オフィシャルストアで買っていると、対応が楽。
- シンガポールでは4万円で買えるが、日本だと6万円近くする。同じものを安く買うのは、なんとなく嬉しいw
中国での値段は、調べないw
ロボット掃除機に10万円かけられる人はルンバを買えば良くて、そこまで踏み切れない私にはRoborockが候補だ、というのが私の市場調査結果でした。
シンガポールでは有象無象のノーブランドのロボット掃除機も売っていて、安いのでは$100~$200ぐらいで買えます。期待通りに動くと思えず、調べていません。「期待通りに動かない」とは、部屋に掃き漏れ地点がある、吸い込み漏れがある、救出など手助けが頻繁に必要、ということです。
どう人生が変わったか
買って少しだけ、人生が好転しました。
- 掃き掃除、拭き掃除が不要になった。
私は片付けはしますが、ホコリに興味がありません。興味がないことを毎日してくれるので、神です。ただ、大掃除は引き続き必要になるはずです。
- 掃除の代わりに、ロボット掃除機のメンテナンスをするようになった。
ダストボックスのゴミ捨て、モップの水補給、モップ水洗い、内部清掃、がルーティンです。ワンタイムでは、携帯アプリでの地図設定や、タイマー設定。
ゴミ捨ては、1週間していないと、携帯アプリで警告されるので、そのタイミングでします。ロボットの下僕です。
- ちょっと汚せば、簡単に掃除するようになった。
台所で水などが飛んだときなどに、掃除をさせています。モップ掛けは清潔感もあってよいです。
設定
買って2日で到着。
ロボット掃除機は初めてなので、真面目にマニュアルを読む。日本語マニュアルや、取説動画は、日本の代理店のを見れます。(日本から買ってないのに、ごめんね)
ダストボックスの開閉や、モップの取り付けが分からず、動画が便利でした。
- Roborock: 使い方
とりあえず、一回掃除をさせてみると、地図を自動学習してくれます。掃除が終わると、デッキに自動で帰って、充電してくれます。
携帯アプリの設定
買って最初に、携帯アプリのインストールが必要です。日本語対応しています。
ロボロックS6は、大半の操作を携帯アプリ上でします。本体のボタン操作では「全部屋の掃除」「ドックへ戻る」の指示ぐらいしかできません。
携帯アプリでできるのは、
- 掃除機が自動学習した部屋の地図を区分け。侵入禁止区間の設定。
- 掃除開始指示。一部だけの掃除も可。
- タイマー掃除予約の設定
AlexaやGoogle Assistantでのスマートスピーカーでの音声操作も可能です。私は使っていません。
ロボット掃除機の救出
ロボット掃除機の勝負は、「どれぐらいの頻度でロボットが立ち往生して、飼い主が救い出さないといけなくなるか」です。
私の場合、週に一度程度は発生しています。危険なのは、
- 電気コード
- スリッパ
- IKEAの物干しの足
です。電気コードやスリッパはロボット優先で、人間の私が生活態度を変更し、履かないスリッパは上にあげ、電気コードは巻き上げました。
問題は、IKEAの部屋干し用の物干しの足です。シンガポールのかなりの家庭が使っているはずのIKEAの物干しw 週に一度ぐらい乗り上げて立ち往生します。動かして使っているので、立入禁止区域への設定もできず、ひっかかるのは週に一度程度でしかないというのもあって、今は救出で対応です。S6は2センチ以下の障害物なら乗り越えられることになっていますが、IKEAの足は2.5センチです。スペックオーバーでアウト。なので運次第。
バスルームでは使っていません。段差が3センチあって、行き来できないので。
日本の家は、畳の部屋や階段で段差が多く、ロボット掃除機を使いにくのですが、シンガポールで段差は、バスルームやメゾネットぐらいでは。日本では、拭き掃除からは畳も除外でしょう。
不満
不満はありますが、許容範囲です。
- 静かではない。うるさくもない。が、電話会議をできるほどの静粛性はない。
なので、普段の掃除タイマーの開始時間は毎日夜です。晩御飯が終わったあたりの時間。最初は、18時開始にしていましたが、気まぐれで料理をするので、かぶるとわずらわしく、時間を遅らせました。なおかつ、掃除対象からは、私の仕事部屋は外しています。仕事部屋は思い出した時に、マニュアルで掃除させる。
- 携帯アプリに、掃除開始と終了がいちいち上がってくるのがわずらわしい。ドックに戻るのに失敗して救出が必要になったときだけ教えて欲しい。
※2022年1月追記: アプリの掃除開始終了通知は、上がらないようにできるようになりました。ですが、救出が必要な時だけ通知はまだできません。
というわけで、買って2ヶ月ですが、大満足です。
メイドを雇っていない家では、独身でも家族持ちでも、投資価値があります。
1年使ってみて
購入して1年が経ちました(2022年1月)。今の感想です。
- やっぱり人生が楽になった。
- ロボットがドックに戻れなくなる時がある。使い続けて何週間かすると戻れるようになる。理由は謎。
- ロボットの操作ボイスが増えて、クレヨンしんちゃんモドキが選べるようになったので、中国語だがこれを使ってる。モドキですが、著作権的には微妙なはず。
- 商品補償は1年ですが、購入して1年と1週間で、ロボット下の車輪が壊れるというソニータイマーもビックリが発生。で、ググるもRoborockの修理の連絡先が不明。連絡先のgmail(!)や、ロボロックシンガポールにFacebookチャットを送るが、回答なし。ふざけてますね♪ 正解は「購入したLazadaでチャットする」でした。一般的に販売とアフターサービスの窓口は別れているのですが、ここは別れていませんでした。
- RoborockのLazadaチャットで「ウチは部品を売ってないけど、ネットに売ってる店があるから探してよ」という投げやりですが、ためになる回答をもらいました。が、部品は$8ぐらいなものの、中国発送で受け取りに2週間かかるところばかり。やむを得ず、ロボット掃除機の修理センター(iPhoneの修理店みたいな扱いとの認識)に行って、$35で買って修理完了。このパーツ、車輪と設置パーツに別れていて、車輪はLazadaで山ほど売っていますが、設置パーツが売っていません。こっちもそのうち壊れるんじゃないか、というのが不安と不満です。
- モップ・フィルター・車輪は怪しい中国発送が山ほど売っています。必要になる前に事前にストックをおすすめします。
1年半使ってみて
- 掃除機がドックに戻ってくれない不具合が発生。
正確には「ドックに戻ってくれるのだが、ドックに戻ったと認識せずに、ドックの周りをうろうろして、エラーを出して終了してしまう」現象でした。センサーやソフトウェアを疑いましたが、結局は「掃除機の充電端子がサビていて、ドックに戻ったことを認識できていなかった」が原因だった模様。充電端子に付いた緑色のサビを、マイナスドライバーでこそぎ落とすと、だいたい正常にドックに戻るようになりました。
2年使ってみて
- ロボット内のゴミ箱がプラスチック製なのですが、割れてしまいました。
代替品をLazadaで探して「これでうちので動いたよ」というレビューがあるのを選んだのですが、見事にサイズ違いでアウト。返品・返金になりました。返金はされましたが、面倒…
次にShopeeで買ったやつが、サイズがあって動きました。リンクを残しておきます。