今日もシンガポールまみれ

日本のあっち、シンガポールのこっち

シンガポールで和食ならここだ! ~ジャンル別おすすめ20店~

シンガポール在住の私のおすすめ和食店です。各料理ジャンルから、私が好きな店を紹介します。なので、
「シンガポールで焼き肉が食べたい。どこにしよう」
「シンガポールで和食が食べたい。何を食べよう」

という使い方にオススメです。行ったお店の訪問記でないのがポイント。商用サイトはこの企画は難しいでしょうね。掲載店舗を制限して広告機会を失うのとか、広告費を払わない店舗を掲載するのは嫌でしょうから。

ジャンル 店名 価格帯 最寄り駅
焼き魚 中島水産 $10 オーチャード
回転寿司 活けいけ丸 $25 クラークキー
寿司 Mitsuya $60++(ランチ)、$130++(ディナー) タンジョンパガー
ふぐ ふく $150 クラークキー
海鮮丼 てっぺい $17.6 タンジョンパガー
ねぎとろ丼 牡丹 $17++ ラッフルズプレイス
焼き肉 YAKINIQUEST $100++ ラッフルズプレイス
焼き肉(塩タン) 青ちゃん $70 サマセット
焼き鳥 南蛮亭 $50(ディナー) オーチャード
ラーメン ラーメンバー鈴木 $12.9++ ラッフルズプレイス
和風中華 餃子の王将 $15 サマセット
たこ焼き 銀だこ $3.8 オーチャード等
とんかつ&キャベツ 新宿さぼてん $25 チャンギ等
もんじゃ なんじゃもんじゃ $100 クラークキー
定食 やよい軒 $15 タンジョンパガー等
鶏のから揚げ 楽々 $15++ タンジョンパガー等
うなぎ 竹葉亭 $38++ ブギス、クラークキー
天ぷら 天信 $60++(ランチ) オーチャード
天丼 いつき $13.9++ タンジョンパガー
番外編: ケーキ シェフ ヤマシタ $7 タンジョンパガー

※価格帯に++が付いている店は、メニュー記載の値段に、サービス料10%とGST(消費税)7%の合計1.177%が別途加算

価格帯とジャンルで、細分化できる場合は分けました。例えば寿司だと、価格帯が違うと同じジャンルでも別の食べ物になるので。焼き肉→タン塩など、細分化できる場合は分けました。
取り上げた基準は、私の好みという身も蓋もないものです。同じ価格帯で美味しいものが食べられるかです。シンガポールで和食は高いです。日本の2倍から3倍の値段がします。食材に日本輸入品を一部使うのでしょうがないのですが、シンガポールはフードコートのローカル食が安価なので、更に割高感。その中で、予算内でどう美味しい物を食べるか、という市場の歪み発見の記事です。歪みはそのうち修正される運命なので、それまでにお楽しみ下さい。
私はグルメでないので、食事にお金に糸目をつけない方には、私のページは不満足でしょう。高級店は、数が限定され訪問記も探すと簡単に見つかりますので、そちらをご利用下さい。
味覚は人により異なります。味だけでなく、内装や客層など、お店の雰囲気が大事な時もあります。私のお気に入り店以外にも、お気に入りのお店や感想があれば、ページ下のコメント欄にどうぞ(宣伝はイヤよ)。掲載のお店は随時入れ替えるかもです。

店の所在地は、郵便番号から地図検索すると一発で楽です。詳しくはこちら
uniunichan.hatenablog.com

焼き魚: 中島水産 (Nakajima Suisan Grilled Fish): $10

住所: 391A Orchard Road, #B201-01 Takashimaya Food Hall, Ngee Ann City,238873 グーグルマップリンク
電話: 67380943
(公式サイト無し) http://sg.openrice.com/singapore/restaurant/nakajima-suisan-grilled-fish-orchard/24137
焼き場
赤魚粕漬けセット $11.5
☆☆☆のおすすめ店。オーチャード高島屋地下2階の絶好のロケーション。フードコートにある焼き魚定食の店。一番安い秋刀魚の塩焼きセットと鯖の塩焼きセットが、それぞれ$8.5から。シンガポールで焼き魚は貴重なのです。焼くのはガスです。さすがにこの値段で炭焼きは無理。
難点は、食事時間帯はむちゃくちゃ混むこと。1時間ぐらい待つことも。焼き魚は注文してから焼くので、他にお客さんがいなくても20分はかかる。ですが、カウンター席がある店なので、1人だと待ちをスキップできるチャンスがあります。最初にキャッシャーでお金を払ってから列に並ぶ形式なので、先に列に並んでしまわないようご注意。

回転寿司: 活けいけ丸: $25: クラークキー

住所: B1 Lian Court, 177 River Valley Road 179032 グーグルマップリンク
電話: 63371022
https://www.facebook.com/ikeikemaru.sg
活けいけ丸の駿河セット$17.9++
リババレーの居酒屋 黒尊 の系列店。リアンコート地下一階、明治屋の向かいにあるので、日本人には有名なお店。日本の回転寿司の価格帯ですが、シンガポールだとそれでも$25ぐらいします。刺し身を使う店は、日本と比べるとどうしても高い。回転しているもの以外に、セットメニューも。価格は++です。回っているものをとれば配膳は自分ですし、勘定も客がレジでするセルフサービスの回転寿司ですが、サービス料(と税金)が表示価格以外に別途かかります。
板長寿司のつぶ貝刺し身$22++
同価格帯では板長寿司も候補。これは地元民に人気のチェーン店で、結構並びます。日本人味覚だと、活けいけ丸>板長、の人が多いです。板長に日本人客は滅多にいませんw
板長寿司店舗一覧: http://www.itacho.com.hk/big5/shops.html

寿司: Mitsuya: $60++(ランチ)、$130(ディナー) タンジョンパガー

住所: 60 Tras Street #01-01 Singapore 078999 グーグルマップリンク
電話: 64382608
http://www.sushimitsuya.com/
ネタ箱 $60++ランチセットのマグロ赤身 今回のおすすめ☆☆☆店の一つ。
シンガポールには、安価な回転寿司と、日本から進出してきた超高級寿司店とに二極化していて、その間のゾーンはどうもしっくりくるお店がありませんでした。ちょうどその価格帯に入ってきたのがここ。一個ずつ握ってくれて、寿司に醤油を板さんがつけて出してくれる高級店です。
ランチでの$60のセットは超絶おすすめ。野菜、握り8個、巻物、お椀、デザート。日本人が時々陥る寿司欠乏症にかかった人はどうぞ。ランチ$180のお任せも好き。客層は地元民が中心の高級寿司店。特に最近は混んできて、事前予約がおすすめなので、この$60セットもいつまでこの値段で出せるかと、心より勝手な心配をしております。
じゃあ、ウニやトロを食べたい時にはどうするのか、という選択ではリババレーにある海神。ランチの$60セットでウニとトロがでます。またまた黒尊の系列です。

海神: 30 ROBERTSON QUAY #01-04 RIVERSIDE VILLAGE RESIDENCES シンガポール 238251 グーグルマップリンク TEL:6733-3720

ふぐ: ふく: $150 クラークキー

閉店しました。現在シンガポールにあるふぐレストランには玄品があります。

住所: 14 Mohamed Sultan Road #01-01 238963 グーグルマップリンク
電話: 6235-8216
http://fugu-fuku.com/
てっさ 白子焼き てっちり
ふく、という名前の、シンガポール唯一のふぐ専門店。思い立ったらふぐが食べられるシンガポール。てっちり$80++、コースで$150から。

海鮮丼: てっぺい: $17.6 タンジョンパガー

住所: 1 Tras Link #01-18 Orchid Hotel 078867 グーグルマップリンク
電話: 62227363
https://www.facebook.com/teppeirestaurant


シンガポール人に一番有名な和食店じゃないでしょうか、山下哲平氏がオーナーのてっぺい。おまかせを出す本店のディナーは、予約受け付けと同時に席が埋まり、3ヶ月先まで予約がいっぱい。
大人気のディナーだけでなく、税サ込みで$17.6というシンガポールでは破格の値段で、海鮮丼が食べられる。それにサラダや煮物・枝豆なんかの食べ放題ミニビュッフェ付きで嬉しい。
シンガポールは、個人が多店舗展開するのはかなりチャレンジな中で、高島屋に持ち帰り店を作るなど拡大中。海鮮丼目的なら、はなれ店なら昼も夜も食べられて、比較的早く店に入れるのでおすすめ。
てっぺい はなれ
住所: 99B Tanjong Pagar Road 088520 グーグルマップリンク
電話: 62221976
(はなれ店のみの公式ページ無し) https://www.facebook.com/pages/Hanare-Japanese-Restaurant-By-Teppei/1428497510726558

ねぎとろ丼: 牡丹: $17++ ラッフルズプレイス

住所: 36 Pekin Street #01-01 Far East Square Singapore 048766 グーグルマップリンク
電話: 65364404
(公式サイト無し) http://www.asiax.biz/gourmet/7681/

ねぎとろをお腹いっぱい食べられる。が、しょっちゅう品切れで幻のネギトロ丼w 食べられたらラッキー。品切れの時に魚が食べたければ、刺身定食($28++)か海鮮丼($22++)がおすすめ。刺身定食は、この価格帯では、量と鮮度がシンガポールで一番じゃないでしょうか。

焼き肉: YAKINIQUEST: $100++ ラッフルズプレイス

住所: 48 Boat Quay 049837 グーグルマップリンク
電話: 62234129
http://www.yakiniquest.sg/

ひれ、上タン塩、イチボ

シンシン、焼きすき

ミスジ
日本で同名の焼き肉レビューサイトYAKINIQUESTを運営するオーナーが、初めて出店したのがシンガポールだった、ということで開店早々に有名になったお店。$98か$120のコースをまずは頼んで、それで足りなければアラカルトを追加して頼むスタイル。シンガポールで希少部位を楽しむお店。どちらのコースでも量が足りずに追加する人が多いはず。

焼き肉(塩タン): 青ちゃん: $70 サマセット

住所: 100 Orchard Road #02-22/26 CONCORDE HOTEL 238840 グーグルマップリンク
電話: 67356457
http://www.singaweb.sg/db/restaurant/detail.php?id=8

老舗の有名店。焼き肉の一押しが牛タン。私には牛タン屋さんですw 写真は塩ねぎタン$17++。ランチだと、青ちゃんセット(得カルビ、上塩タン、ビビンバ、わかめスープ、キムチ、ポテトサラダ、フルーツ)で$19.5++とお得。
シンガポールでは$30ぐらいで食べ放題の韓国焼肉が大量にありますが、おすすめできるお店は私にはないのです。

焼き鳥: 南蛮亭: $50(ディナー) オーチャード

電話: 67335666
住所: 14 Scotts Road #05-132, Far East Plaza 228213 グーグルマップリンク
http://www.nanbantei.com.sg/

南蛮亭はシンガポールの老舗和食店の一つ。シンガポールで一番有名なグルメ本はマカンストラ。私が持ってるちょっと昔のマカンストラの和食の欄では、南蛮亭と青ちゃんが今回の私の記事とかぶって掲載。シンガポールの和食で焼き鳥はリーズナブルな方です。魚や肉と違って、日本からの輸入品しか選択肢がない食材じゃないからかな、というのが私の解釈。焼き鳥コースが$38からなど、夜も気負わず食べられます。この店では、焼き場の写真撮ると怒られます。特に週末は混むので、事前予約必須です。
なお、焼き鳥はラーメン同様に宗派があって、お気に入りの店は人それぞれだったりします。他に日本人に有名な焼き鳥はこちら。どちらも軽く飲んで$100を超えてくる感じの予算。

ラーメン: ラーメンバー鈴木: $12.9++ ラッフルズプレイス

住所: 61 Circular RD #01-01 Singapore 049415 グーグルマップリンク
電話: 6224-6867
https://www.facebook.com/RamenBarSuzukiSG
純白豚骨ラーメン $12.9++
シンガポールの和食ブームはラーメンブームと切っても切り離せません。つい5年ぐらいまでは「シンガポールは豚が食べられないムスリムがいるから豚骨は無理」としたり顔で皆が語っていたのが、あれよあれよと豚骨が普及。
日本人はラーメンの好みが多様で、味にもこだわりがあるので、好きなラーメン店をあげると、それぞれ違う店をあげるのはよくある話。個人で始めたお店が人気が出て、今ではホーチミンにも開業したのがここ、ラーメンバー鈴木。
他にも日本人に人気のラーメン店と看板メニューをあげておきます。

和風中華: 餃子の王将: $15 サマセット

住所: 5 Koek Road #01-10 Cuppage Plaza 228796 グーグルマップリンク
電話: 67357068
http://www.sential.com.sg/ohsho.htm

日本人駐在員の聖地、カッページプラザ。その一階にある和風中華。日本の「餃子の王将」とも「大阪王将」とも関係が無いお店ですが、リーズナブルに日本人が考える中華を食べられる、という期待を叶えてくれるお店。シンガポールの中華料理屋で餃子と炒飯を一緒に頼むと「なんだこいつは」という目で見られますが、餃子の王将だと大丈夫(中華系で餃子はおかずではなく主食。「餃子と炒飯」は日本だと「お好み焼きとご飯」を一緒に頼むインパクトが現地ではある)。餃子(水餃子ではない)$5、チャーハン(フライドライスとは呼ばない)$9、ニラレバ炒め$9などなど。$15もあればお腹いっぱいです。$18のディナーセットはどう見ても二人前にしか見えなくて、あれを完食するのが夢。
他には三錦も日本人客が多く人気。こちらもさすがに王将ほどではないですが、お手軽な値段。数十ドルでお腹いっぱい。
三錦: Far East Square店ロバートソンウォーク店

たこ焼き: 銀だこ: $3.8 オーチャード等

銀だこ、シンガポールの全店舗が閉店になったようです。今、おすすめできるたこ焼き店はありません

住所: IONRaffles Cityにお店があります
http://www.hotland.co.jp/store/singapore.php
シンガポールでローカルのたこ焼き屋はありますが、「鶏たこ焼き」とか絶対に怪しい。というわけで、そんな日本人にも大丈夫なのが銀だこ。普通に美味しいです。

とんかつ&キャベツ: 新宿さぼてん: $25 チャンギ等

https://www.facebook.com/saboten.sg

シンガポールに日本から上陸したとんかつ店は幾つかあります。どこも美味しいのですが、さぼてんを推す理由はキャベツ。ここのキャベツの千切りはどんな魔法を使ってるんだ、というぐらい、柔らかくて甘い。私にはさぼてんはきゃべつ屋さんです。ご飯もおいしい。
店舗はいくつかあります。
ミレニアウォーク: Millenia Walk #02-14, 039596 グーグルマップリンク TEL: 68373432
http://www.milleniawalk.com/shops#/68
チャンギ空港: Level 3, Public Area グーグルマップリンク TEL: 6214 9504
http://www.changiairport.com/en/shop-and-dine/dining/saboten.html
IMM (ジュロンイースト): 2 Jurong East Street 21 #01-19 609601 グーグルマップリンク TEL: 68983432
http://www.imm.sg/en/tenants/dining/restaurant/saboten-and-tsurukoshi/

もんじゃ: なんじゃもんじゃ: $70 クラークキー

住所: 392 Havelock Road #01-03/05 Grand Copthorne Waterfront Hotel 169663 グーグルマップリンク
電話: 67387177
http://blog.livedoor.jp/nanjyamonjya_sg/

2000年に開業した、シンガポール老舗居酒屋の一つ。店の名前にもなっているもんじゃやお好み焼きに加え、おつまみもおいしい。私が好きなのは写真のシーフードもんじゃ、$19++。居酒屋なのでそこからちょいちょいつまんでいると、だいたいお値段が$100前後でしょうか。

定食: やよい軒: $15 タンジョンパガー等

住所: 現在6店舗。East Point, Star Vista, 313@Somerset, 100AM, Bugis+, Liang Court
https://www.yayoi.sg/

日本でも有名な定食チェーン店がシンガポールに上陸。野菜炒め定食、豚しょうが焼き定食を$9.9++、この値段なのに水は無料提供など、破格の値段で攻めてきました。
それまでは大戸屋が安定した和食の定食店でしたが、やよい軒の選択肢ができて定食店に幅ができました。大戸屋は味がよくおすすめですが、やよい軒より値段が多少高く、一食で$25ぐらいになります。

鶏のから揚げ: 楽々: $15++ タンジョンパガー等

電話: 62245420
住所: 30 Duxton Road 089494 グーグルマップリンク
https://www.facebook.com/RakuRakuJapaneseDining

シンガポールで鶏の唐揚げが一番美味しいお店。でっかい唐揚げが5つ付いた定食が、$15++。満腹。

うなぎ: 竹葉亭: $38++ クラークキー

住所: 80 Middle Road #01-01 Intercontinental Singapore 188966 電話: 68251064
住所: 207 River Valley Road, #01-61 UE Square River Wing (Mohamed Sultan Road) 238275 電話: 62352758
https://www.facebook.com/Chikuyotei-Singapore-1474220579468830/
シンガポールでうなぎは、フードコートのローカル和食屋に置いているのもなぜか見かけます。が、正統派のうなぎは、シンガポールではここ一択。在住日本人の定番のお店。鰻丼(半身)が$38++から。ブギスのインターコンチネンタルと、最近はリババレーのUE Squareにも開店しました。どちらも高級店です。リババレーはカウンターと個室のみの小さいお店なので、場所があえばこちらの方がゆっくりできます。

竹葉亭は美味しいのですが税サを入れると$50近くになります。そこまで頑張れない時には、海鮮丼で名を馳せた"てっぺい"の系列店が送るうなぎ"鰻満"(MAN MAN)をどうぞ。愛知の三河鰻とのこと。パリッとした焼き上がりで、こちらも美味しいです。写真はひつまぶし$26.80+ (税別表記で$28.7が総額)、蒲焼き定食も同じお値段$26.80+ (総額$28.7)。

天ぷら: 天信: $60++(ランチ) オーチャード

住所: 1 Cuscaden Road, The Regent Singapore Level 3, 249715 グーグルマップリンク
電話: 67354588
http://www.regenthotels.com/ja-JP/Singapore/Cuisine/Tenshin
穴子 食べ終わった後の天ぷら敷紙
リッツカールトンに入っている白石と同じオーナーのお店。ランチは天丼が$30++からで、天麩羅セット$60++で食べられます。ディナーのコースは$130から。食べ終わった後に、天ぷら敷紙にほとんど油が付かない、油っこくない天ぷら。

天丼: いつき: $13.9++ タンジョンパガー

電話: 不明
住所: 101 Tanjong Pagar Rd 088522 グーグルマップリンク
えび天丼セット$13.9++
公式サイトは現在なし https://www.facebook.com/pages/Ginza-Tendon-Itsuki/103593619985764
2015年7月に開店したばかりのお店。ラーメン店けいすけの系列。シンガポールはお店の新規オープン直後はお客さんが並ぶことが多く、これもその一つ。今は混む時間帯だと平気で30人ぐらい並んでいるので、1時間待ち近くになります。鶏のささ身が食べ飽きるぐらい大きいです。値段を考えると味は全然アリ。茶碗蒸しとみそ汁がついて、お新香が食べ放題。お茶を頼むとシンガポールでも発売されている綾鷹が出てきますが、天丼はお手頃価格なのに綾鷹は$3.8++するトラップ。水は無料。

番外編:ケーキ: シェフ ヤマシタ: $7 タンジョンパガー

住所: BLOCK 1,TANJONG PAGAR PLAZA #02-44 082001 グーグルマップリンク
電話: 6604 9709
https://www.chefyamashita.com/

ケーキは和食ではないですが、和風ケーキということで番外編。山下さんはよく奥でケーキを作ってます。時折顔を出して挨拶される気さくな方。
場所がタンジョンパガープラザというHDBゾーンの2階にあるので、見つけにくいです。1階にFairpriceの路面店があるので、そこの上を目指して下さい。
表にちょこっと食べられるスペースもあって、ドリンクも買えますが、基本は持ち帰りのお店。ここのケーキで特にプリンアラモード$7.2が好き。みつやで寿司を食べた足で、ヤマシタまで5分歩いてプリンアラモードを食べるのが私の至福w

うどん、そばはおすすめ店はありません。乾麺を買ってきて、自宅で茹でた方が私は好きです。ゆで麺も売っていますが、日本人味覚では無理だと思います。私のお気に入りのクックパッドレシピはこちら。
肉うどん: http://cookpad.com/recipe/286512
鶏南蛮そば: http://cookpad.com/recipe/459440

シンガポールの和食の充実

在住日本人が多いシンガポール。海外での和食の充実度はバンコク・上海に次ぐと思われます。海外での和食の水準は、完全に現地化せずに和食を愛し、食にお金を費やすことができる日本人、すなわち駐在員の数に比例します。シンガポールは在外公館別在留邦人数で9位なのですが、8位より順位が高い所は米国4地域に英国と、有名な(和)食不毛地帯の制限が。結局、4位の上海、5位のタイとアジアが、海外和食のBig3という私の感想。

順位 在外公館 在留邦人数
1位 ロサンゼルス 9.8万人
2位 ニューヨーク 9.3万人
3位 英国 6.5万人
4位 上海 6.4万人
5位 タイ 5.5万人
6位 サンパウロ 4.2万人
7位 サンフランシスコ 4.2万人
8位 シカゴ 3.2万人
9位 シンガポール 3.1万人
10位 シドニー 3.1万人

外務省: 海外在留邦人数調査統計: 在外公館別在留邦人推移 (平成26年)

グローバル人材と日本人の和食

人の味覚は成人になるまでに決定され、それからは養成された味覚に回帰するようになります。子供の時に親にしょっちゅう食べさせられて嫌だった食事を、自分が大人になってからは自分の選択で食べてる経験をしたことがある人も多いはず。日本人の和食への偏狭は日本人にも有名で、海外旅行に味噌汁・カップ麺・醤油を持っていくのは、見慣れた光景。
寿司やラーメンを代表とする和食は、世界的に認知されている美食です。母国の食事を美味しく感じ好きなことは、強みなだけではなく、海外居住者には弱点にもなります。海外に住んでいると、ローカルフードがどんなに美味しくても、それを食べ続けるのはダイエットでの食事制限同様に、相当な苦痛です。
海外に住んでいると、和食店がなく、食材が手に入らず、和食を食べられない事態に直面します。シンガポールでは日本価格の3倍ぐらい出せば、なんでも手に入る恵まれた環境ですが、シンガポールが例外です。和食は、お金で解決できる地域と、お金を出しても解決できない地域があります。
日本人が"グローバル人材"になるのが困難な理由として、英語はよく言われますが、和食への偏狭も、海外長期在住が困難な理由の一つです。世の中には食への強いこだわりがなく、出されたものを何でも食べ続けられる雑食な人もいます。「食べる楽しみがなくて何が人生だ」という考えもありますが、それはそれでかなり強い長所です。実際、子供は親と同じものを食べるので、自分の子供を雑食可能に育てるのは難しいと思いますが、そういう視点を持っておくのも有益かもしれません。
なお、日本の長所であるが故に、日本人が海外適応が困難になる例に、"汚いトイレを使えない"、"サービスの質が高く正確"というものもあげておきます。


※本ブログの記述は、筆者の調査・経験に基づきます。記述が正確、最新であることは保証しません。記載に起因する、いかなる結果にも筆者は責任を持ちません。記載内容への判断は自己責任でお願いいたします。

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